◍ 化学兵器被害解決ネットワーク連続学習会のお知らせ

 

開催日時:2017年09月06日(水)18時半〜

内容:いわゆる「大牟田爆発赤痢事件」の真相

                  〜1937年09月の出来事〜

講師:北 宏一朗さん

 

会場:文京区民センター3D室

   http://www.city.bunkyo.lg.jp/shisetsu/kumin/shukai/kumincenter.html

     東京メトロ丸ノ内線 後楽園駅4b / 5番出口から徒歩6分

     東京メトロ南北線  後楽園駅5番出口から徒歩6分

     都営地下鉄三田線/大江戸線 春日駅A2出口から徒歩2分

寒川で相模海軍工廠跡を案内する北宏一朗さん
寒川で相模海軍工廠跡を案内する北宏一朗さん

 

▼概要▼

 日中戦争が始まった1937年―。中国戦線が拡大し、日本軍が毒ガスを大量に中国に持ち込んだ時期です。

この年の09月25日、福岡県大牟田市の三井化学の工場で大爆発が2回起こりました。この事故で大牟田市民700人以上が死亡するという大惨事でした。ところが、軍と市当局はこの死亡事故は「集団赤痢」によるものだ、と発表したのです。その後、赤痢菌のワクチンを市民に投与し始めました。検査すると赤痢菌が確かに出ましたが、ワクチンを投与したので、当然です。三井化学では日本軍に提供する毒ガスの原料を製造していました。軍からの要請で増産体制をとっていた時の事故でした。軍と市当局の隠蔽で、この事故は「爆発赤痢事件」として、語り継がれています。

 この真相を、長きに渡り毒ガス研究をしてこられている北宏一朗さんにお話頂きます。